2016年05月14日
サプレッサーと消音化への道(その3)
M4のショートカスタム?そんなものよりMP5だ!でもMP5持ってないフジです。
サプレッサーというのは本当に甘美な響きでいつの時代の男の子をも惹きつける存在です。
英国のスパイが拳銃に着けてお洒落に使っていたり・・・
蛇のコードネームを持つ男が潜入時に使っていたり・・・
とある極東の国の特殊部隊が使っていたり・・・
人知れず行う「潜入用」「暗殺用」としてのイメージが強いです。
前にもお話ししましたがトイガンにサプレッサーをつけるカスタムが流行りました。
あのときは何でもかんでもサプレッサー。ショートバレルロングバレル大型小型ハンドガン・・・
やはりサプレッサーを着けていると映画やゲームの主人公になったかのようなイメージだったと思います。少なくとも私はそう思っています。
ビジュアル的にはインパクトのあるサプレッサー。実際に使い物になるのか?という疑問が浮いてきます。
私がサバゲーをやってきてたどり着いた答えが「しっかりしたサプレッサーをうまく使えば自分が思っている以上に効果がある」というものです。
使う銃によっても効果はいろいろありますが今回は電動ガンについてお話します(ブローバックしないタイプのガスガンにサプレッサーを着けて撃たれると本当にわかりません。弾だけ飛んでくるイメージです)
いくら性能の良いサプレッサーでも電動ガンの作動音を消すことは出来ません。
あくまでサプレッサーは銃口からの音を減らすだけです。
作動音って自分で撃ったり近くで聞いてたりすると目立つんですよね・・・
でも相手は自分の銃を撃っているわけでは無いし手が届くほど近くにもいないですよね。
あくまで相手に向けている銃口からの音を消せればいいのであって駆動音は極端なギア鳴り等が起こってなければそれほどシビアになる必要もありません。そもそもギア鳴りがしていたら消音化云々の前に調整しないと壊れてしまいますし。
でもメカボックスからの駆動音を外部に出さないようにするにあたってP90、ステアーAUGとその他の電動ガンの間には大きな差があります。
P90とステアーAUGは他の電動ガンと違い密閉された箱の中にメカボックスがあることは元より小脇に抱えるストックで自分の体で覆うことによって他の電動ガンより思っている以上に音が小さいです。
ただ射手からすると自分のすぐ近くにメカボックスがあるので音はある程度しますが・・・
それでも構えて撃っていて普通の電動ガンよりも「音が小さいかな?」と思えればしめたもの。そんなに近くで小さい音なら離れていればかなり目立たない音になっています。
そのような理由でP90とステアーAUGは静かな銃ですが私が持っているのは海外製のタボール。
私の持っているProfessional Versionはノーマルではダミーボルトがけたたましい音をたててブローバックしますが私は早々とキャンセルしてあります(静音化というよりピストンに負担を掛けたくないという理由でしたが・・・結果的に静かになりました)
銃本体は取りあえず置いておいて次は銃口からの音を減らすサプレッサーについてです。
前回も少し紹介したサプレッサーは電動ガンのメインスプリングくらいの太さのスプリングにドーナッツ型のスポンジがはまっている状態でした。
これの吸音材の変更と内径の調整、バッフルプレートの追加をします。
中の吸音材をサプレッサー業界では有名?なメラミンスポンジ(激落ち君等)に変更します。
切り出し方としてはサプレッサー本体をクッキーの型抜きの様に押しつけていきます。
丸いので回転させながら押しつけていくとうまくいきます。
穴だらけになったメラミンスポンジ。余ったら台所や洗面所に持って行ってください。本来はお掃除用品なので・・・
その後BB弾が通るための穴を作ります。
作り方は簡単。竹串やキリ等尖ったもので真ん中当たりにブスリと穴をあける→丸棒ヤスリで拡張です。
この時穴の大きさはサプレッサー本体に入れたときにインナーバレルが入るくらいの穴が良いです。サプレッサー本体に入れると圧縮されて少し狭まるので調整してみてください。
そして完成したのがこちら。今回は6個作りました。
最後はバッフルプレートの作成です。
バッフルプレートとは吸音材の間に板を挟むことで部屋を作り出し外側に音を漏れにくくするものです。詳しくは調べてみてください。わかりやすく解説してあります。
私がバッフルプレートの性能に気付いたのがコバヤンのVSR-10 Gスペックを撃った時でした。
前々から「バッフルプレートがあると静音化に良いみたい」くらいの知識はありましたが実際に撃ってみると確かに静か。その後訳あって撃たれたときにも着弾音で初めて撃たれたことを認識したくらいでした。
そのくらいの性能のバッフルプレート。自作してみます。
適当なボール紙にサプレッサーを当てて外形を写し取りハサミで内部に収まるくらいの大きさに切り出します。あまりにも小さく作るとプレートがズレて弾と接触するかもしれないので気をつけてください。
弾が通る穴はキリやピンバイスで穴をあけてまたもや棒ヤスリで拡張です。
私は7枚ほど作りました。サプレッサーに入れながら調整します。
交互に納めて完成です。
撃ってみると高音域の音が消えている感じがします。
ただ実際に撃たれる立場にならないと効果のほどはわかりません。
なので弟殿にご協力いただき部屋の廊下で私に向かって撃っていただくことにしました(距離は5メートル。弾は入っていません)
結果的にサプレッサー無しの時よりも明らかに音は小さくなっていました。これに屋外なので周囲の環境音、他の人の射撃音、
相手との距離が重なればさらに目立ちにくくなると思います。
お手軽カスタムで意外な静音化。皆さんも眠っているサプレッサーを見直してみませんか?
フジ
サプレッサーというのは本当に甘美な響きでいつの時代の男の子をも惹きつける存在です。
英国のスパイが拳銃に着けてお洒落に使っていたり・・・
蛇のコードネームを持つ男が潜入時に使っていたり・・・
とある極東の国の特殊部隊が使っていたり・・・
人知れず行う「潜入用」「暗殺用」としてのイメージが強いです。
前にもお話ししましたがトイガンにサプレッサーをつけるカスタムが流行りました。
あのときは何でもかんでもサプレッサー。ショートバレルロングバレル大型小型ハンドガン・・・
やはりサプレッサーを着けていると映画やゲームの主人公になったかのようなイメージだったと思います。少なくとも私はそう思っています。
ビジュアル的にはインパクトのあるサプレッサー。実際に使い物になるのか?という疑問が浮いてきます。
私がサバゲーをやってきてたどり着いた答えが「しっかりしたサプレッサーをうまく使えば自分が思っている以上に効果がある」というものです。
使う銃によっても効果はいろいろありますが今回は電動ガンについてお話します(ブローバックしないタイプのガスガンにサプレッサーを着けて撃たれると本当にわかりません。弾だけ飛んでくるイメージです)
いくら性能の良いサプレッサーでも電動ガンの作動音を消すことは出来ません。
あくまでサプレッサーは銃口からの音を減らすだけです。
作動音って自分で撃ったり近くで聞いてたりすると目立つんですよね・・・
でも相手は自分の銃を撃っているわけでは無いし手が届くほど近くにもいないですよね。
あくまで相手に向けている銃口からの音を消せればいいのであって駆動音は極端なギア鳴り等が起こってなければそれほどシビアになる必要もありません。そもそもギア鳴りがしていたら消音化云々の前に調整しないと壊れてしまいますし。
でもメカボックスからの駆動音を外部に出さないようにするにあたってP90、ステアーAUGとその他の電動ガンの間には大きな差があります。
P90とステアーAUGは他の電動ガンと違い密閉された箱の中にメカボックスがあることは元より小脇に抱えるストックで自分の体で覆うことによって他の電動ガンより思っている以上に音が小さいです。
ただ射手からすると自分のすぐ近くにメカボックスがあるので音はある程度しますが・・・
それでも構えて撃っていて普通の電動ガンよりも「音が小さいかな?」と思えればしめたもの。そんなに近くで小さい音なら離れていればかなり目立たない音になっています。
そのような理由でP90とステアーAUGは静かな銃ですが私が持っているのは海外製のタボール。
私の持っているProfessional Versionはノーマルではダミーボルトがけたたましい音をたててブローバックしますが私は早々とキャンセルしてあります(静音化というよりピストンに負担を掛けたくないという理由でしたが・・・結果的に静かになりました)
銃本体は取りあえず置いておいて次は銃口からの音を減らすサプレッサーについてです。
前回も少し紹介したサプレッサーは電動ガンのメインスプリングくらいの太さのスプリングにドーナッツ型のスポンジがはまっている状態でした。
これの吸音材の変更と内径の調整、バッフルプレートの追加をします。
中の吸音材をサプレッサー業界では有名?なメラミンスポンジ(激落ち君等)に変更します。
切り出し方としてはサプレッサー本体をクッキーの型抜きの様に押しつけていきます。
丸いので回転させながら押しつけていくとうまくいきます。
穴だらけになったメラミンスポンジ。余ったら台所や洗面所に持って行ってください。本来はお掃除用品なので・・・
その後BB弾が通るための穴を作ります。
作り方は簡単。竹串やキリ等尖ったもので真ん中当たりにブスリと穴をあける→丸棒ヤスリで拡張です。
この時穴の大きさはサプレッサー本体に入れたときにインナーバレルが入るくらいの穴が良いです。サプレッサー本体に入れると圧縮されて少し狭まるので調整してみてください。
そして完成したのがこちら。今回は6個作りました。
最後はバッフルプレートの作成です。
バッフルプレートとは吸音材の間に板を挟むことで部屋を作り出し外側に音を漏れにくくするものです。詳しくは調べてみてください。わかりやすく解説してあります。
私がバッフルプレートの性能に気付いたのがコバヤンのVSR-10 Gスペックを撃った時でした。
前々から「バッフルプレートがあると静音化に良いみたい」くらいの知識はありましたが実際に撃ってみると確かに静か。その後訳あって撃たれたときにも着弾音で初めて撃たれたことを認識したくらいでした。
そのくらいの性能のバッフルプレート。自作してみます。
適当なボール紙にサプレッサーを当てて外形を写し取りハサミで内部に収まるくらいの大きさに切り出します。あまりにも小さく作るとプレートがズレて弾と接触するかもしれないので気をつけてください。
弾が通る穴はキリやピンバイスで穴をあけてまたもや棒ヤスリで拡張です。
私は7枚ほど作りました。サプレッサーに入れながら調整します。
交互に納めて完成です。
撃ってみると高音域の音が消えている感じがします。
ただ実際に撃たれる立場にならないと効果のほどはわかりません。
なので弟殿にご協力いただき部屋の廊下で私に向かって撃っていただくことにしました(距離は5メートル。弾は入っていません)
結果的にサプレッサー無しの時よりも明らかに音は小さくなっていました。これに屋外なので周囲の環境音、他の人の射撃音、
相手との距離が重なればさらに目立ちにくくなると思います。
お手軽カスタムで意外な静音化。皆さんも眠っているサプレッサーを見直してみませんか?
フジ