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Posted by ミリタリーブログ at

2018年04月22日

エアガン紹介:トイスター トカレフ

立場が変われば言動や行動も変わる。
いくら本人が「上からの命令なんだ・・・こんなこと本当は言いたくない・・・」と思っていても、それを言われた人はその人からの言葉だと受け取ります。

でもそこで「イヤな奴!」となるか「言う方も辛いんだろうな・・・」となるかは・・・

今までの言動や行動によって違ってくると思います。

そんなことを会社の帰り道で立ち寄ったコンビニで考えていました。


営業という名の病気にかかっているフジです。
治癒することは出来ず、共存していくしかなさそうです。


今回紹介するのはトイスター製のトカレフです。


本当に久し振りですが実銃の話・・・


当時のソ連軍ではナガンリボルバーを使用していました。

ただ構造が複雑で重く大きいナガンリボルバーは扱いにくく、多くの将校は自前で拳銃を調達していました。

当然の如く弾薬の共通化は出来ずにいざ戦争になったら弾の補給が不安・・・

そこで共通で使える使いやすい拳銃の開発が始まりました。

使用弾は当時のソ連国内でもそこそこ広まっていたモーゼル拳銃に使用されている7.62mm×25弾に決定、

銃自体のデザインはM1911を模したものになりました。

全体的に丸みを帯びたデザインで服や装備に引っかからないようになっています。特にハンマーの形状はほぼスライドにかくれています。

無骨なデザインですがコッキング時に掴むスライド後端のセレーションは太いものと細いものが交互に配置されておりなかなかオシャレです。

ただし徹底的なコストダウンを計るため、様々な部品を簡略、省略、ユニット化しました。

そのためセーフティーが無いのが有名ですがこれはしっかり訓練した将校や兵士が使うことを想定しているので問題なしとされたようです。訓練してない人はどんな銃でも暴発させる可能性がありますからね。

また、「トカレフは防弾チョッキを貫通するから強い」と言われています。

これは弾の構造に秘密があって通常の弾頭(フルメタルジャケット弾)は鉛の周囲を銅で覆っています(鉛は弾頭重量稼ぎ&銃身内部のライフリングに食いつきやすくする為。銅は銃身内部に鉛がこびりつかないようにする為)

対してトカレフ弾は鉄芯の周りに鉛、その周りを銅で包んでいます。
この鉄芯のおかげで貫通力があるのです。

ただこの構造は貫通力を求めたわけではなく、鉛の節約のためでした(鉛より鉄の方が安い)
決してトカレフからとんでもない速度で弾が出るわけではありません。

9mmや45口径でもAP弾を使用すれば防弾チョッキは貫通できるそうです。

因みに貫通力が高すぎて人体から弾が抜けてしまうので殺傷能力はあまり高くないとか・・・

そしてトカレフが日本国内で有名なのは暴力団の皆さんが使っているからでしょう。

ただこれはソ連オリジナルではなく中国で作られた粗悪品が多く、見た目を誤魔化すためにギラギラメッキを掛けたものもあるそうです。

因みにシルバーメッキされたのを「銀ダラ」、黒いものを「ヘイシン(黒星)」と呼ばれているそうです。営業先で役立つときが来るかも!


トイガンの話・・・


これは韓国トイスター製のエアーコッキングガンです。

ただトカレフのトイガンで一番有名なのはハドソンのガスブローバックガンでしょう。

聞くところによると常にガス漏れとの戦いになるとのこと・・・

その点トイスターのトカレフはエアーコッキングなのでガス漏れの心配はありません。

次からは画像で見てみたいと思います。




外箱のデザインは段ボール地に黒インクのシンプルなものです。
マルゼンのM1911A1みたいですね。味があっていい感じです。
ハングルで書いてあるのでさっぱりですが・・・




ブラックとグレーがあるそうです。パーカーライジングかギラギラシルバーのイメージがあるのでグレーで良いですね。




裏面には他商品のイラスト付きです。




開けるとビニール袋に入った本体が出てきます。






マニュアルも勿論ハングルです。でもイラスト付きなので何となくイメージできます。




箱の底には分解方法が書いてありますが印刷が荒かったりしてよくわかりません・・・




BB弾も付属していますが重さもわからないのでゴミ箱行きです。




マガジンはプラ製でウエイトも入っていないのでかなり軽いです。
そしてこのマガジンには特徴的な部分があり・・・




底板をずらして弾を入れ・・・




フォロアーを下げてマガジンを振るとルート上にBB弾が出てきます。
因みにこの構造は韓国製のトイガンでは普通のようです。




取り出してみました。やはり全体的に丸いですね。
スライドについているハングルのシールは剥がします。




右側面です。特徴的なスライドストップレバーを止めている割ピンがあります。
それにしてもシンプルです。




因みにこのスライドストップは実際に可動して弾が無くなった状態でコッキングするとスライドストップが掛かります。




銃口部のバレルブッシングは金属製です。作りが荒いのはご愛嬌・・・




握ってみると何故か無性にしっくりきます。直線的なデザインなのにピッタリフィットします。
これだから共産圏のデザインは好きです(CZ75とか)




実銃にはセーフティーがついていませんがトイガンには安全のためにセーフティーがついています。
真ん中のダイヤルがこの状態なら発射可能状態。




縦になるとトリガーがロックします。




因みに分解も出来ます。セーフティーレバーの軸側を浮かせレバーを取って・・・




反対側の割ピンをスライドさせて・・・




ピンを抜きます。ピンの周りにある金属筒も忘れないように・・・




するとスライドが抜けます。
スライドの動きが渋かったのでレール部分にシリコンオイルを吹いて取りあえず組み立てます。


0.25gで撃ってみたところ飛距離は15m~20mくらいでしょうか。固定ですがホップがあるので調整すればもうちょいいくかも?


でもね、飛距離が無くてもいいんです。トカレフという形状に憧れている方は購入を検討してみては?握ってみると期待を裏切られますよ・・・







フジ