2015年05月05日
エアガン紹介:G36(CVとKVのあいのこ)
装備をファブリーズして乾燥中。ハオロンです。
最近一気にガスブロがショボーン(´・ω・`)な季節からシャキーン(`・ω・´)な季節になりましたね。
ただこの暑さだとゲーマーの体力がショボーン(´・ω・`)になってしまいますね。
水分塩分補給してゲームに望みたいと思います。皆さんもお気をつけください。
そんな中でも一年中バリバリ動くエアガンは電動ガン&エアーコッキングガンですよね。
私も電動ガンを日頃使っていますがその中から今回はこちら。

G36です。
これはマルイ製ではなく海外製です。2015年福袋に入っていたライフルです。
元々の製品としてはUMAREX製 G36CVでした。
またもや実銃の話をちょっと・・・
アメリカ主導で進んだ西側諸国7.62mm×51弾統一。
フルオートの制御がしにくい。
弾が重いので持てる弾薬に限りがある。
等の理由で当のアメリカが5.56mm×45弾を採用します。
さてさて困ったのはアメリカ以外の西側諸国。ゴリ押しで7.62mm×51弾にしたのにまた変更するハメになりました。
当時の西ドイツではH&K製の7.62mm×51弾を使用するG3というライフルを使っていました。
この銃は構造は若干複雑ですが補って余りある命中精度を誇っていました。
でもアメリカが5.56mm×45弾にしたので西ドイツも変更に取りかかります。
G3の5.56mm×45弾版も試作されましたがH&K社の中から
「これからはケースレス弾だよ!」
との声が挙がりました。
ケースレス弾とは薬莢が無い弾のことです。
通常の弾であれば
薬莢の中に火薬が詰まっていて先に弾丸がついているのですが・・・
ケースレス弾は
弾丸を火薬で包んで固めてある感じです。
ケースレス弾の利点として
・熱い薬莢が飛んでこない。(存在しない)
・薬莢が無い分コスト削減できる。
・重さも削減できる。
・薬莢を取り出すメカが必要ないため高速で連射できる。
などの利点があります。説明されるだけなら魅力的ですね。
H&Kはライフルの名前をG11として開発を進めます。製品も出来上がり試射も続けられます。
実際のところG11を採用したのはごく一部の部隊です。
いざ製品化してみると
・形が特殊なため構えにくい。
・よってマガジンチェンジもしにくい。
・火薬がむき出しのため湿気に弱い。
・火薬が爆発した直後の熱いチャンバーに火薬を放り込むため暴発しやすい。
・薬莢無い分コスト削減?すべてをぶっ飛ばす製造コスト高騰。
あとは冷戦が終わりかけていたための予算削減の煽りをモロ被りしました。
そこで代わりに開発されたのが本日の主人公であるG36です。
基本的な構造は実績のあるメカニズム、腐食耐性を強くするため樹脂部品の多用、射撃精度向上のためスコープ搭載、分解結合がしやすい等いいとこづくめです。
※最近ではバレルが高温になると命中精度が極端に落ちるともいわれています。いずれG36も新機種に取って代わるのでしょうか・・・
エアガンの話。
東京マルイもG36系を出しています。(スタンダード、次世代共に)軽くて短いので初心者の方にも、動き回る方にも大人気の機種です。
ただ特殊な形状のマガジンのためマガジンポーチ選びに苦労すると思います。
先述のとおりこのエアガンは海外製です。
次世代電動ガンほどの反動はないですがエジェクションポートが射撃に合わせてシャカシャカ動きます。
あとトリガーガード内のこの部分。

押すとピストンを解放できます。スプリングがへたらない構造になっています。
因みにトリガープルは軽いですが引く距離が長いです。これは慣れるしかないですかね。

セレクターも大きく扱いやすいです。


ストックは折り畳み可能ですが通常のスケルトンストックとは違いVストックが装備されています。4段階伸縮です。ただし一番短い状態でないと折り畳み時に固定できません。因みに本体セットにスケルトンストックも同梱されています。お好みで交換できます。
最近ですとIDZストックなる物が出ていますね。伸縮、折り畳み、チークパッド可動、折り畳んだまま排莢口を塞がない等盛りだくさんです。
フロント部

元々はG36Cだったのでショートタイプのハンドガード&バレルでしたがG&PのG36Kコンバーションキットを装備しているのでG36K仕様になっています。
手触りの良いハンドガードを生かすためレールは装備していません。細くてスマートですね~
ハンドガードロックピンは脱落が怖いためライラクスのピンに交換してあります。
アッパーレール

本来はサイトが搭載されていたのですがレールのみのものに交換してあります。
ハイダー

スチール製で叩くと「チーン」と綺麗な音が響きます。
ダットサイト

今は無きタスコのプロポイントを搭載しています。今ではなかなか手に入らない(より性能の良い物が出ているから)プロポイントの初期型です。
どうしてもこのタイプが欲しくて丸5年掛けて探し続けてやっと見つかりました。
ダットは乱反射もおこさずポツンと輝きます。大満足です。
チャージングハンドル

レールでカバーされる形であります。射撃時に前後に動きます。ハンドルは左右から操作できる構造です。
マガジン

M4のマガジンが使えるようになるパーツを組んでいます。給弾不良もなく使えています。M4のマガジンは錆びるほどありますからね(笑)
刻印です。

UMAREXはH&Kからライセンスを得ているので正式な刻印が入っています。刻印にクレヨンでスミイレをしてあります。黒ベースの刻印に赤を入れたい場合は赤いクレヨンよりも朱色のクレヨンを使うと綺麗に発色します。
次は内部です。

ホップアップダイヤルはバレルと同軸式なのでズレにくく微妙な調整が利くものです。ProWin製の金属製チャンバーとPDIのWホールドチャンバーパッキンに交換しています。
この機種本来はブローバック機能がありますがキャンセルしてあります。うるさかったりピストンの作動に支障が出るので・・・
因みにピストンがボロボロと削れてしまったのでキャンセルしてあります。
メカボックスを分解せずにキャンセルできます。
総評
当初私はG36系に全く好きではありませんでした。全体のバランスに違和感を抱いていたのだと思います。(上下に大きいのでずんぐりした感じに見えた)
だからこの製品が福袋に入っていて開封したときに「よりにもよって・・・」と思いました。
しかし色々いじっているうちに軽くて使いやすい事、構造の合理性がわかってきました。
それでカスタムを始めて完成したのが今の姿です。元の銃よりすっきりしたシルエットになっているのがわかります。
射撃性能も良くとにかく扱いやすいのです。
射撃音も(ブローバックをキャンセルすれば)静かです。銃の奥から「ゴトン」と鳴っている感じです。
福袋に入っていなければ今の私はG36に対してマイナスイメージのままだったと思います。
私に新たな選択肢(あと散財する銃の種類)を増やしてくれた意味では文字通り「福袋」でした。
皆さんも「食わず嫌い」ではなく「いじってから判断」の精神を持てば世界が広がりますよ。

G36を使っている5/3のハオロンです。この銃で3人くらいヒットを取れました。モデルは悪いですが人とのバランスの参考になれば幸いです。
ハオロン
最近一気にガスブロがショボーン(´・ω・`)な季節からシャキーン(`・ω・´)な季節になりましたね。
ただこの暑さだとゲーマーの体力がショボーン(´・ω・`)になってしまいますね。
水分塩分補給してゲームに望みたいと思います。皆さんもお気をつけください。
そんな中でも一年中バリバリ動くエアガンは電動ガン&エアーコッキングガンですよね。
私も電動ガンを日頃使っていますがその中から今回はこちら。

G36です。
これはマルイ製ではなく海外製です。2015年福袋に入っていたライフルです。
元々の製品としてはUMAREX製 G36CVでした。
またもや実銃の話をちょっと・・・
アメリカ主導で進んだ西側諸国7.62mm×51弾統一。
フルオートの制御がしにくい。
弾が重いので持てる弾薬に限りがある。
等の理由で当のアメリカが5.56mm×45弾を採用します。
さてさて困ったのはアメリカ以外の西側諸国。ゴリ押しで7.62mm×51弾にしたのにまた変更するハメになりました。
当時の西ドイツではH&K製の7.62mm×51弾を使用するG3というライフルを使っていました。
この銃は構造は若干複雑ですが補って余りある命中精度を誇っていました。
でもアメリカが5.56mm×45弾にしたので西ドイツも変更に取りかかります。
G3の5.56mm×45弾版も試作されましたがH&K社の中から
「これからはケースレス弾だよ!」
との声が挙がりました。
ケースレス弾とは薬莢が無い弾のことです。
通常の弾であれば
薬莢の中に火薬が詰まっていて先に弾丸がついているのですが・・・
ケースレス弾は
弾丸を火薬で包んで固めてある感じです。
ケースレス弾の利点として
・熱い薬莢が飛んでこない。(存在しない)
・薬莢が無い分コスト削減できる。
・重さも削減できる。
・薬莢を取り出すメカが必要ないため高速で連射できる。
などの利点があります。説明されるだけなら魅力的ですね。
H&Kはライフルの名前をG11として開発を進めます。製品も出来上がり試射も続けられます。
実際のところG11を採用したのはごく一部の部隊です。
いざ製品化してみると
・形が特殊なため構えにくい。
・よってマガジンチェンジもしにくい。
・火薬がむき出しのため湿気に弱い。
・火薬が爆発した直後の熱いチャンバーに火薬を放り込むため暴発しやすい。
・薬莢無い分コスト削減?すべてをぶっ飛ばす製造コスト高騰。
あとは冷戦が終わりかけていたための予算削減の煽りをモロ被りしました。
そこで代わりに開発されたのが本日の主人公であるG36です。
基本的な構造は実績のあるメカニズム、腐食耐性を強くするため樹脂部品の多用、射撃精度向上のためスコープ搭載、分解結合がしやすい等いいとこづくめです。
※最近ではバレルが高温になると命中精度が極端に落ちるともいわれています。いずれG36も新機種に取って代わるのでしょうか・・・
エアガンの話。
東京マルイもG36系を出しています。(スタンダード、次世代共に)軽くて短いので初心者の方にも、動き回る方にも大人気の機種です。
ただ特殊な形状のマガジンのためマガジンポーチ選びに苦労すると思います。
先述のとおりこのエアガンは海外製です。
次世代電動ガンほどの反動はないですがエジェクションポートが射撃に合わせてシャカシャカ動きます。
あとトリガーガード内のこの部分。

押すとピストンを解放できます。スプリングがへたらない構造になっています。
因みにトリガープルは軽いですが引く距離が長いです。これは慣れるしかないですかね。

セレクターも大きく扱いやすいです。


ストックは折り畳み可能ですが通常のスケルトンストックとは違いVストックが装備されています。4段階伸縮です。ただし一番短い状態でないと折り畳み時に固定できません。因みに本体セットにスケルトンストックも同梱されています。お好みで交換できます。
最近ですとIDZストックなる物が出ていますね。伸縮、折り畳み、チークパッド可動、折り畳んだまま排莢口を塞がない等盛りだくさんです。
フロント部

元々はG36Cだったのでショートタイプのハンドガード&バレルでしたがG&PのG36Kコンバーションキットを装備しているのでG36K仕様になっています。
手触りの良いハンドガードを生かすためレールは装備していません。細くてスマートですね~
ハンドガードロックピンは脱落が怖いためライラクスのピンに交換してあります。
アッパーレール

本来はサイトが搭載されていたのですがレールのみのものに交換してあります。
ハイダー

スチール製で叩くと「チーン」と綺麗な音が響きます。
ダットサイト

今は無きタスコのプロポイントを搭載しています。今ではなかなか手に入らない(より性能の良い物が出ているから)プロポイントの初期型です。
どうしてもこのタイプが欲しくて丸5年掛けて探し続けてやっと見つかりました。
ダットは乱反射もおこさずポツンと輝きます。大満足です。
チャージングハンドル

レールでカバーされる形であります。射撃時に前後に動きます。ハンドルは左右から操作できる構造です。
マガジン

M4のマガジンが使えるようになるパーツを組んでいます。給弾不良もなく使えています。M4のマガジンは錆びるほどありますからね(笑)
刻印です。

UMAREXはH&Kからライセンスを得ているので正式な刻印が入っています。刻印にクレヨンでスミイレをしてあります。黒ベースの刻印に赤を入れたい場合は赤いクレヨンよりも朱色のクレヨンを使うと綺麗に発色します。
次は内部です。

ホップアップダイヤルはバレルと同軸式なのでズレにくく微妙な調整が利くものです。ProWin製の金属製チャンバーとPDIのWホールドチャンバーパッキンに交換しています。
この機種本来はブローバック機能がありますがキャンセルしてあります。うるさかったりピストンの作動に支障が出るので・・・
因みにピストンがボロボロと削れてしまったのでキャンセルしてあります。
メカボックスを分解せずにキャンセルできます。
総評
当初私はG36系に全く好きではありませんでした。全体のバランスに違和感を抱いていたのだと思います。(上下に大きいのでずんぐりした感じに見えた)
だからこの製品が福袋に入っていて開封したときに「よりにもよって・・・」と思いました。
しかし色々いじっているうちに軽くて使いやすい事、構造の合理性がわかってきました。
それでカスタムを始めて完成したのが今の姿です。元の銃よりすっきりしたシルエットになっているのがわかります。
射撃性能も良くとにかく扱いやすいのです。
射撃音も(ブローバックをキャンセルすれば)静かです。銃の奥から「ゴトン」と鳴っている感じです。
福袋に入っていなければ今の私はG36に対してマイナスイメージのままだったと思います。
私に新たな選択肢(あと散財する銃の種類)を増やしてくれた意味では文字通り「福袋」でした。
皆さんも「食わず嫌い」ではなく「いじってから判断」の精神を持てば世界が広がりますよ。

G36を使っている5/3のハオロンです。この銃で3人くらいヒットを取れました。モデルは悪いですが人とのバランスの参考になれば幸いです。
ハオロン